赤ちゃんとお母さんの「いのち」を守る、、、子宮
アトリエマザーの分娩説明セットは助産師さん、助産学の先生方にご意見ご要望を頂き制作させて頂きました。
子宮口は硬く閉じた状態から
ストッパーで
調節可能です。
全開の状態です。
医師や助産師さんは内診で
子宮口の開き具合だけではなくて、赤ちゃんの頭の向きが正常か、
前後逆さまになっていないか、またはお尻や手が先に降りてきていないか、
へその緒が挟まっていないか、など様々な情報を収集しているのですね。
さてこの教材では
子宮口から得た情報を
実際にファスナーを開けて確認することができます。
正常分娩では、普通このように小泉門が先行してきます。
これは赤ちゃんがうなづくように顎をひいている状態で
頭の一番小さい周囲で産道を通ることができるのです。
ところがこのように大泉門が先行してくる状態だと
頭をのけぞり、顎をあげる姿勢になり頭の一番大きな周囲で産道を通ることになります。
このままだと途中で止まってしまう可能性が大きいのです。
正常な分娩の状態だと
中の赤ちゃんの様子は
顎を胸にくっつけて、赤ちゃんの向きはこうなります。
下向きでお母さんのお尻の穴を見るように
生まれてくるのですね。
ところが
なかには
このように上を向いていて後ろ反り状態になる回旋異常という場合も
あるのです。
この場合
狭い産道の中にいる時間が長びき、
お母さんにも赤ちゃんにも負担は増大してしまいます。
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という具合に、
この分娩セットの一番の特徴は、子宮口側から推測できる赤ちゃんの状態を
子宮を開けて中の様子と照らし合わせることで
その状態が一目瞭然でとてもわかりやすい、ということなのです。
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来てはいけない陣痛は来ない
強くなってはいけない陣痛は強くならない
、、というお話しを助産師Mさまに伺いました。
例えば子宮破裂が起こると、赤ちゃんの頭が見えていても、陣痛はピタリと止まるのだそうです。
へその緒が赤ちゃんの首や体に巻きついている時
赤ちゃんの頭が大きすぎる時
赤ちゃんが産道を降りてくる際の回り方がおかしい時
など
へその緒が短かすぎる時も陣痛は強くならない、、のだそうです。
子宮は赤ちゃんを守り育てるだけでなく
お母さんと赤ちゃんのふたつの生命を守り
無事に生み出す役割を担っている、、ということですよね!
なんて、、、驚き!!
なんて、、、スゴイ!!のでしよう。
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